新型コロナウイルス感染症が５類に移行し社会活動が活発さを取り戻そうとしていた矢先、令和６年１月１日に発生した能登半島地震は県内にも大きな被害をもたらしました。被災された皆様には心よりお見舞い申し上げるとともに1日も早い復旧・復興をお祈りいたします。また、依然として続く物価高や人材不足等の問題に加え、マイナス金利政策解除による影響等、厳しい状況が続くなか、中小・小規模事業者に対する支援策の充実を期待するところです。

当商工会議所では、令和５年度も会員事業所の事業継続に向けたバックアップに取り組んでまいりました。インボイス制度、電子帳簿保存法等、様々な制度改正に対する理解を深めていただくためのセミナーや相談会を実施したほか、各種補助金申請や創業、事業承継等についても積極的に相談支援を行いました。

本年度の新しい取り組みとしては、サービス部会主管による「カモナイトバザール」があげられます。若手事業者のアイデアにより９月を皮切りに延６回開催。新型コロナウイルスで落ち込んだ飲食業界のみならず、商店街の賑わいづくりにとバラエティーに富んだイベントで「毎月開催」にチャレンジし注目を集めました。また、諸業部会主管で取り組んでいる「加茂オリジナル推奨品事業」は６年目を迎えましたが、首都圏でのイベントも再開し、販路拡大に期待が持てるところです。これらの事業は、令和６年度も継続して取り組んでまいります。

中心市街地活性化に向けた活動としては、昨年に続き「加茂まちづくりフォーラム」を実施いたしました。今回はコンテスト形式で募集したところ、高校生、大学生から１５件の応募があり、どれも素晴らしい提案ばかりでした。入賞した３プロジェクトには市内金融機関、企業から協力いただいた活動支援金を交付し、プロジェクト実行に役立ててもらいました。今後も産官学金農連携により、賑わいのあるまちづくりに取り組んでまいります。

加茂商工会議所は、事業所の皆様のお役に立てるような相談支援並びに事業を展開してまいりますので、役員、議員並びに会員事業所の更なるご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。