加茂職人の技

加茂職人の技 -"KIRI TANSU"- ができるまで

職人のこだわり

繋ぎの釘も全て木釘を使用

造材

造材

加茂の桐箪笥は他の産地と違い、原木を製材する所から一貫作業で行う為、材料の選定が容易です。伐採後、約3年間の天然乾燥を行い、これによって桐材の渋抜きがされ製品に変色や狂いが生じません。

木取り

木取り

各部材は適材適所に選別され、経験を積んだ職人が、木目合わせと色に気を配りながら同質の材を選り分け組み合わせていきます。

組立

組立

加茂の桐箪笥は、木釘を打込む独特な伝統技法で堅牢に組み立てられます。引出しや扉はかんなで調整しながら、すき間なく本体に入れ込みます。

塗装

塗装

木地を調整してから宇づくりかけをし、柾目を立てます。その上に砥の粉と夜叉の実の混合液で何回か刷毛塗りします。自然乾燥した後、木目に沿ってロウを均一にかけ、磨きます。

金具付け

金具付け

桐箪笥の表情は金具のデザインで大きくかわります。ベテランの職人の手で慎重に、引手金具、蝶番、錠前が取り付けられ、箪笥が完成します。

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